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AIを使ってECでできる事とECで活用できるAIツール

EC業界で働いている皆さん、AIの力を活用して日々の業務をもっとスムーズにもっと効率的に進めたいと思ったことはありませんか?

AIをEC業務に利用してみたいけどAIで何ができるかわからない。そもそもAIって何?とお悩みの担当者の方も多いのではないでしょうか。今回は、AIを使ってECの仕事をどのようにサポートできるのか、そして利用できるツールと事例などをご紹介していきます。

AIとは?

この画像はChatGPTで生成しました

AIとは「人工知能」のこと。人間のように考え、学び、判断できるコンピューターの技術を指します。これをEC業務に活用することで、時間がかかったり、複雑だったりする作業を簡単に、早く処理できるようになります。

一番有名で代表的なのがChatGPTですが、それ以外にもAIツールは無数に存在しています。

EC業務でAIを使うメリット

  1. 時間の節約
    AIによる自動化で、人の手を借りずに作業を完了することができます。
  2. 精度の向上
    AIは文章校正や翻訳などに利用できるため、間違いを減らし仕事の精度が上がります。
  3. 顧客満足度の向上
    顧客の好みやニーズを分析し、パーソナライズされたサービスを提供することが可能です。

AIを活用したEC業務で何ができるか

この画像はChatGPTで生成しました

在庫管理

AIを利用して在庫管理を行っている企業は、出光興産、セブン&アイ・ホールディングス、三井物産、ワークマン、TSUTAYAなどが挙げられます。

AIは過去の販売データを分析してどの商品がいつ売れるかを予測し、在庫過多や品切れを防ぎ効率的な在庫管理が可能になります。

顧客サービス

AIチャットボットを利用している企業やECサイトは、さくら情報システム、オムニ7(セブン&アイの総合通販サイト)、ストライプデパートメント、AEON de WINE (イオンでワイン)、LOHACO by ASKUL (ロハコ)、アーバンリサーチ、マガシークなど多岐に渡ります。

AIチャットボットを使って顧客からの問い合わせに24時間365日対応ができます。人間と同じように質問に答えたり、問題を解決したりすることが可能です。

レコメンド

AIによってレコメンド機能を活用している企業、ECサイトはエノテカ・オンライン、朝日カルチャーセンター、NETFLIX、ZOZOテクノロジーズ、SABON(サボン)、株式会社ラコステジャパン、TSUTAYAなどです。

顧客の購買歴や閲覧履歴を分析し、個々の顧客に合った商品をおすすめします。これにより顧客体験を向上させ、売上を増やすことが可能です。

マーケティング

AIを使ってどの顧客がどの広告に反応するかを予測します。最適なタイミングで最適な広告を表示することができ、広告効果を最大化します。

既にAIを使って広告の自動化サービスを展開しているのが博報堂。2017年に「Face Targeting AD」というAIが感情を認識し、最適な広告を配信するというものです。

最近ではタクシー広告が顔認証でAIが自動的に広告を配信するというシステムが導入されています。

文章生成(商品説明文、メルマガ、SNSなど)

EC業務に必要な文章生成にもAIを活用することが可能です。主に商品説明文、メルマガ、SNSなどに活用が可能です。

文章生成にはChatGPTが代表的ですが、Bard、Notion AI、Catchy、Jasperなどもあり、また日本の会社が開発した有料の文章生成AIツールも多数あります。

画像生成(オウンドメディア、商品説明文、SNSなど)

オウンドメディアのアイキャッチや商品説明文の補助画像、SNS画像などの画像生成もAIで生成することが可能です。

代表的なものだとChatGPTやDALL-E、Canva、Adobe Fireflyなどで画像生成が可能です。

また、生成した画像はそのまま利用するのではなく、デザイナーへの指示出しなどに利用するのもおすすめです。

AI導入のためのステップ

AI導入にあたってはまずは何を達成したいのか目標を設定します。次に業務に合ったAIツールを選定します。次に必要なのがデータの準備です。AIはデータから学びますので必要なデータを集め、整理します。

AIツールを実装したら、目標を達成できたかどうかを一度検証し、その結果を分析し、さらなる改善を行います。

AIの導入は一歩一歩進めることが大切です。最初は小さなプロジェクトから始めて、徐々に業務の範囲を広げていくことをお勧めします。AIの力を活用してEC業務を効率化してみてください。

EC業務にAIを活用する際の注意点

AIは非常に便利ですが人間の判断が必要な場面もあります。AIと人間のバランスを考えて人間がやるべきところはしっかり人間がやることがとても大切です。

また、顧客データを扱う際はプライバシー保護の観点から慎重に行動し、適切なセキュリティ対策を施してください。個人情報や機密情報などはAIに入力をしないことをおすすめします。

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また、AI技術は日々進化しています。最新のトレンドを追い続け必要に応じてシステムをアップデートすることが大切です。

AIを使ってECでできること、ECで活用できるAIツールまとめ

AIはEC業務をより効率的に、よりパーソナライズされたものに変える大きな可能性を秘めています。しかし、AIを利用することのリスクや思ったようにEC業務に組み込めないなど障害も多数存在することも事実です。

全ての業務を一気にAI化するのではなく、徐々に導入を進めていくことをおすすめします。また、人間が行うには時間がかかりすぎる作業や、単調で繰り返しの多い作業をAIに任せることで、もっと創造的な業務に集中する時間を増やすことができるのもAIを利用する魅力の一つです。

AIの導入に躊躇されている企業様は、まずは1つのツールだけでも利用してみてはいかがでしょうか?EC×ChatGPTをはじめとしたAI企画から導入・運用まで、経験豊富な弊社プロ人材が手厚くサポートいたします。

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