永島服飾株式会社 ネクタイドットコムチームの皆様
写真右から常務取締役 乾さま、クリエイティブディレクター 木梨さま、マネージャー 工藤さま。
また外部アドバイザーの三浦さま、弊社担当島村の計5名にてインタビューに応じていただきました。
永島服飾株式会社とは?
永島服飾株式会社は創立1947年の老舗ネクタイメーカー。
看板ブランドである「Franco Spada(フランコスパダ)」は、高級絹織物の産地である京都西陣地区で生産されているメイドインジャパン。縫製も国内トップレベルの工場で全てハンドメイドで縫い上げられており、機械縫いとは異なる、締め心地の良さを感じられる上質なネクタイとして定評があります。
ネクタイを多くの人へ届ける!ネットショップへの挑戦
ーー 永島服飾のみなさん、本日はどうぞよろしくお願いします。早速ですがネットショップ「ネクタイドットコム」はどんなお店か簡単に教えてください。
乾さま:こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
「ネクタイドットコム」は、ネクタイメーカーである永島服飾株式会社のブランド「Franco Spada(フランコスパダ)」を取り扱っているネットショップです。
京都西陣地区で生産される高級絹織物を使用した日本製のネクタイは、全て職人さんの手作り。
ひとつひとつ丁寧に作られており、締め心地の良さを感じられる上質なネクタイとしてお客様に長く愛されています。
ーー ありがとうございます。今までは百貨店へ卸して販売していたと聞きましたが、ネットショップを始めようと思ったきっかけは何ですか?
乾さま:以前からネットショップを始めようという話は出ていましたが、きっかけとなったのはコロナですね。
僕らは百貨店にネクタイを卸しているのですが、コロナ禍において百貨店の売上が全体的に落ち込んでおり、お客様の手元に届きにくくなった。
それがきっかけで、一刻も早くECを立ち上げる事に決めました。
立ち上げるにあたり、ノウハウのない自分たちだけでやるのではなく、お手伝いしてくれるところと一緒にやりたいと思っていて、そのタイミングで一緒に仕事をしている外部アドバイザーの三浦さんからプレスマンさんを紹介され、お願いすることにしました。
全く知らない会社と組むのは不安だったので、三浦さんの紹介だったので安心して任せることができました。
三浦さま:乾さんのお話しにあったように、今アパレル業界はみんな苦しんでいます。
何とかしなければいけないと思い、ECを得意とするプレスマンさんとの取り組みを紹介させてもらいました。
ーー 三浦さん、ご紹介ありがとうございました。そう言っていただき本当に嬉しいです。
アパレル業界が抱えている課題とは?
ーー アパレル業界はECが進んでいないとよく耳にするのですが、踏み込めない課題や理由はあるのでしょうか?
三浦さま:一番は、ECだと商品の良さが伝わらないという固定概念が強いからだと思います。実際に生地を触ってもらったり、試着してもらわないと商品が売れないという思い込みが強いように感じますね。
あとは、経営者が知らないパターンも多い。私自身もそうだったのですが、ネットショップについて見たり聞いたりしているけどやはりECはハードルが高く「アパレル業界では無理じゃない?」という思いがありました。
どうしても、お客様に直接見て欲しいという思いがあり、そう言った背景から踏み込めないブランドが多いのだと思います。
ネットショップをスタートして大変だったことは?
ーー 実際にネットショップをスタートしてみて、大変だったことはありますか?
木梨さま:ECの運用は、初めてチャレンジすることの連続でとてもめまぐるしかったです。
商品の説明や、Instagramの運用など色々とチャレンジしていきました。
ーー 特に何が一番大変でしたか?
乾さま:一番大変だったのが、「商品を売っていくこと」。
今までは商品を百貨店に卸せば、百貨店の方が販売してくれていましたが、ECはお客様の手元に届けるところまで自分たちでやらないといけません。
作ったことからスタートして、お客様の手元にいくまでさらに売り方までを考えなければならない。
考えること自体が初めて。今までやったことないことを一から考えやっていくことは、楽しくもあり、大変でしたね。
1ヶ月で1,200フォロワー!SNS運用による効果は?
ーー ネットショップ開設と同時に強化したSNS運用について教えてください。
工藤さま:SNS運用はInstagramとFacebookを行なっており、今はインスタ運用に注力しています。
効果としては、プレスマンさんと取り組むことにより、やるべきことが整理され運用が効率的になりましたね。
今まではデータ分析を全くせずに運用していたので、何が効果があるのか分からない手探り状態でした。
ですが、プレスマンが入ってくれたことにより、しっかりとしたデータ分析のものと、着実に出口に向かっていることを実感しています。とても、効率的に仕事ができるようになっていると思います。
ーー プレスマンからはどういった分析結果を伝えているんですか?
プレスマン島村:お伝えしている分析内容は、フォロワーの傾向や属性、どういった投稿がフォロワーに響き、いいねに繋がるのかを伝えています。
他にも、随時伝えているウェブサイトのアクセスの数や要因となったもの、企画のきっかけとなるものを気づいた時にすぐお伝えしています。
業界内でも話題となったフォロワー増加のキャンペーン
ーー オープン記念に実施したキャンペーンが大成功だったようですが、どんなキャンペーンを行なったのですか?
工藤さま:オンラインショップオープン記念として、ネクタイ一年分プレゼントキャンペーンを実施しました。
実はキャンペーンを行う前のフォロワーは70名だったのですが、実施後は1,200フォロワーに増やすことができました。
ーー ネクタイが1年分プレゼントされるなんてとても太っ腹なキャンペーンですね!(笑)
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ーー この企画はどうやって生まれたのですか?
木梨さま:ノリで生まれた企画です(笑)
企画会議で、最初だから思いっきりやっちゃえ!というノリで、12本(12ヶ月分)のネクタイを10名様にプレゼントすることに決定しました。
応募数は、1,200名以上にもおよび、想像以上の反響で驚きましたね。
今もフォロワーがどんどん増えているので、直近の目標としてネクタイ業界No1のフォロワー数を目指しています。
ーー ネットショップ1ヶ月足らずでフォロワーが急増したり、売上が上がっていると思いますが、周りからの反応はありましたか?
乾さま:アパレル業界では結構インスタを運用をしているブランドが多いのですが、中々フォロワーを増やせていないところが多い。
そんな中、うちが急にフォロワーを伸ばしたので不思議がられてますね。(笑)
アパレル業界の知り合いに「どうしてこんなにフォロワーが増えたんですか?」とよく聞かれます。
ーー 新生が登場した!という感じなんですかね?(笑)これからの伸び率が楽しみですね。
新たな人へ届ける!SNSや広告運用での取り組み
ーー インスタの投稿だけでなく広告も強化していると聞きましたが、どんなことを工夫しているのですか?
乾さま:広告は島村さんが運用してくれているのですが、僕たちが広告を出す場合、ファッション雑誌やメンズ向け媒体など、どうしても業界によった発想が多くなってしまうところを、島村さんは思いもつかないような刺しどころで新しい人へリーチしてくれるのでとても心強いですよ。
ーー 島村さん、ぜひ広告運用で心がけていることや秘訣を教えてもらえませんか?
プレスマン島村:毎回広告をその時の最適な人に届くよう細かくメンテナンスしています。
だいたい3パターンほどの広告を常に回しているのですが、今販売しているエヴァンゲリオンコラボネクタイの場合は、男性に絞って運用しています。
それ以外にも、カルチャーやアニメにセグメントを設定しエヴァのネクタイを購入してくれそうな人へ届くよう日々ウォッチしメンテナンスしています。
逆にバレンタインギフトのネクタイは、女性へのリーチだけじゃなく、誕生日が近い人に配信できるよう設定を工夫しています。
気になるプレスマンの印象やレスポンスは?
ーー 続いて少し答えづらいかもしれませんが(笑)一緒に仕事をする中でプレスマンの印象を教えてください。
工藤さま:初めていらした時からすごくパワフルで、楽しみながら仕事しているのが伝わってきました。
今までだと、どうしても「やらなきゃ」「売らなきゃ」という気持ちになることがあったのですが、島村さんが明るいテンションで整理して進めてくれるので、楽しんで仕事ができています。
あとは、コンテンツに関しても「あの写真良かったです。」「インスタのフレーズすごく伝わってきました。」など、ピンポイントでフィードバッグしてくれるのがモチベーションアップに繋がっています。
乾さん:先ほどの広告の話もそうですが、僕らが思いつかないところも思いついてくれるので本当に感謝しています。
あとは、スピード感がすごいと思っています。
木梨さん:みなさんが言ってしまったので、もうないですね(笑)
乾さんも言っていましたが、やはりレスポンスが早いのは本当にありがたいです。時間って一番大切なので。
他にも、細かい点に気づいてくれるので、本当に感謝しています。
ーー みなさん、嬉しいお言葉本当にありがとうございます!
乾さん:あと、これは私の感想なんだけどプレスマンとやるようになってから、工藤さんがさらに輝きだしたのがすごく嬉しいです。
ネクタイの売上を笑顔で報告してくれたり、すごく楽しそうに仕事をしています。
ーー そうなんですか?とても嬉しいです!工藤さま、どういった変化があったのですか?
工藤さま:最初は初めての事ばかりでいっぱいいっぱいだったんですが、今はすごく楽しんでやっています。
理由のひとつは、担当が島村さんだったことが大きいですね。
気遣いや、土曜日に連絡してしまった時にも対応してくれたり、会社は違えども同じチームの仲間としてネットショップの成長を一緒に考えられることがすごくモチベーションになっています。
しまむらさん、いつもありがとうございます。
プレスマン島村:工藤さん、こちらこそありがとうございます!もう泣きそうです。(笑)
めちゃめちゃ嬉しいです。ありがとうございます!
工藤さんは、私が思いつきでパっと浮かんだアイディアに対しても、すぐに動いてくださったり、レスポンスもめちゃくちゃ早く、それによって良いサイクルが生まれていると思っています。
本当に日々感謝です。ありがとうございます!
ーー 工藤さま、ありがとうございます!このやり取りからも、お互いが高め合う信頼関係のある良いチームだということが伺えました。
プレスマンに期待していること、要望
ーー 続いてプレスマンへ期待していることや要望があれば教えてください。
三浦さん:今、飲食店や農家だけでなく、アパレル業界もコロナに苦しめられています。
そんなアパレル業界をどうにか盛り上げていきたいと思っているので、色々なアイディアを出してもらったり、アパレル業界に対する発信をしてくれたら嬉しいです。
プレスマンというか担当の島村さんの魅力って、豊富なアイディアとレスポンスの早さ、そしてスピーディーな判断だと思っていて。
ーー ありがとうございます。具体的なエピソードがあればぜひ教えていただきたいです。
先ほど定例会議があったのですが、島村さんから海外でネクタイを売りたいと提案があったと思ったら、会議が終わる頃には実行することが決定して、次のアクションの話に移っているんです。(笑)
対面で合わずともオンラインでの会議ですぐに決定するこのスピード感、本当にすごいと思っています。
ーー 海外進出!1時間の会議で発案から決定までするのはかなりのスピード感ですね。
乾さま:本当にスピーディーですよね。しかも、海外展開する国は、台湾、韓国、フランスの三ヶ国。びっくりするほど、すぐに話がまとまりましたね。
メンバー全員が、迷っている時間がない、やってみよう!という感じなのですごく気持ちが良いです。
この定例会議は本当に適切なメンバーが集まり、決済権をもちすぐに決断できるチーム構成だと思っています。
今注目の企画やキャンペーンは?
ーー 永島服飾社様は色々なコラボやキャンペーンを行なっていますが、今一番注力している企画やキャンペーンを教えてください。
工藤さま:今だと、エヴァンゲリオンとのコラボネクタイと、来月のバレンタインギフトの企画に力を入れています。
エヴァンゲリオンとのコラボネクタイ
公開が延期となった映画「最終章エヴァンゲリオン」のネクタイは、ファッション&カルチャーをテーマにコラボしています。
一見シンプルなデザインですが、機体のカラーの指し色を全て差し込み、ファンの方は胸に熱いものが込み上げてくるはず。
裏地に描かれたモチーフもファンはたまらないはず。
バレンタイン限定ギフトセット
バレンタイン期間限定企画として、ネクタイ&人気のチビタイをギフトBOXとセットでご用意。
3種類のネクタイは、どれもピンクを使ったネクタイ。落ち着きのある上品なピンクなので、あまりピンクを身につけない人も取り入れやすくプレゼントしやすいカラーだと思います。
チビタイはラベルに刺したり、帽子やバッグに付けたりでき、おしゃれの幅が広がること間違いなし。
新春ネクタイ&チーフセットプレゼントキャンペーン
50名様に当たる新春ネクタイ&チーフセットも2月14日まで開催中です。
インスタでいいね&フォローするだけなので、お気軽に応募いただけると嬉しいです。
ーー 企画やキャンペーンが目白押しですね!少し先ですが、春に向けて企画中のものなどありますか?もし掲載してもよければ、ぜひ知りたいです!
乾さま:色々企画中なのですが、チビタイをもっと広めたいと思って色々と考え中です。
島村さん、何か良い企画ないですかね?(笑)
〜この流れから乾さまが商品を見せてくださり、プチ企画会議がスタート。内容はお楽しみに〜
ーー 今の話の流れからも分かるように、永島服飾チームの会議はアイディア豊富かつ、企画の進行がめちゃくちゃ早いことが分かりました!チビタイの企画、楽しみにしています。
EC運用に踏み出せない&苦戦しているネットショップオーナー様へメッセージ
ーー EC運用を実際にやってみた永島服飾のみなさんから、ネットショップをやってみたいけど迷っていたり、運用に苦戦している方へアドバイスをお願いします。
三浦さま:僕自身もそう思っていたんだけど、いくら運用のサポートをしてくれると言えども、こちらが何かやらなきゃいけないと思ってました。
ネットショップを立ち上げで何をすべきか分からないので、なんとなく壁が大きく大変そうなイメージがあった。正直、本当に簡単に立ち上げられるのかな?と不安に思っていました。
ーー 実際に立ち上げをするにあたり、その不安は払拭されましたか?
三浦さま:はい。今回実際にやってみて、本当に何もしなくて良いということが身を以て分かりました。
こちらがやったことといえば、ネットショップで使用するネクタイの写真を渡すだけ。
本当に何もせずに、ネットショップを開設することができました。
乾さま:極論を言ってしまえば、丸投げしてもすぐにネットショップを作ってもらえます。
逆にこちらからこだわりや、アイディアを伝え、これやりたい!とお願いするよりも、プレスマンさんに「これやって!」と投げてしまうほうが上手くいくのでは?と思っています。
実際に、私達は何もない状態でプレスマンさんにお願いしていました。
私たちだとどうしても、ファッションへのこだわりや、ネクタイという商品がらメンズっぽくなってしまうのですが、そこもまずはプレスマンさんのやり方でお願いしていった。
最初はECの雰囲気が少しレディースっぽいくてイメージと違うかな?と思いましたが、徐々に売上が上がっており、自分たちでやるよりプレスマンへお願いする方が効果的だと実感しています。
ーー 3ヶ月ほど運用していきて、リソース面では余裕が生まれましたか?
木梨さま:余裕が生まれたといよりは、ECに慣れてきたという感じですね。
ーー EC運用は木梨さまと工藤さまの2人体制でやられているとのことですが、どういう役割で運用しているのですか?
工藤さま:木梨さんから提案を受けて、企画やコンテンツを作ることが多いですね。
インスタやブログ更新だけでなく、二人でネクタイ作りの過程が分かる動画を作ったりもしています。
この動画は、オンラインショップに掲載するために、二人で撮影から編集まで協力して行いました。
ーー 動画拝見していたのですが、プロの方が撮影したものだと思っていました。クオリティーがさすがですね!
永島服飾のみなさんの今後の展望
ーー では最後に今後の展望を教えてください。
木梨さま:ネクタイ屋さんで一番のお店になることですね!
プレスマン島村:私も木梨さんと同じ目標です!ベンチマークしているネクタイ業界TOPのお店を追い越せるよう、盛り上げていきますね!
乾さん:私は、例えばプレスマンさんがコンサルしている他のネットショップさんと繋がり、コラボして新しいものが出来たら楽しそうだなと思っています。
私たちネクタイ業界と全く異なる業種と繋がって、新しいものを生み出す。
こんなご時世だからこそ、困っているもの同士が助け合い、掛け合わさったらおもしろい何かが生まれるのでは?と思っているので、ぜひやって行きたいです。
ーー みなさん、素敵な展望をありがとうございました。ぜひ達成できるよう弊社メンバーも取り組ませていただきます!改めて、本日はお忙しい中インタビューをさせていただき、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。
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