取締役 CMO WEBマーケティング部部長
萩原 奈穂子
プレスマン取締役 大手情報処理会社やゲーム会社でマーケティング担当後、プレスマンにジョイン。セールスプロモーション事業部にて企画営業からプランニング、PRなどのマーケティング実績だけでなく、日本最大手通販会社のコールセンター販促プランニングから販売計画、スタッフ育成を行う。現在はCMOとWEBマーケティング部部長を兼任。
WEBマーケティング部の事業内容とは?
ーー 萩原さん、本日はよろしくお願いします!まず、自己紹介をお願いします。
プレスマン取締役、CMO兼WEBマーケティング部部長の萩原です。
私が入社した当時はプレスマンの前身となる関口印刷工業で、最初は印刷のセールスプロモーション事業の営業としてジョインしました。
もちろん印刷がメインではありますが、提供するものはセールスプロモーションなので、プランニングやPR、そしてその流れから数年後には大手通販会社のコールセンターも行うようになりました。
2000年には、社名が株式会社プレスマンに変わり、体制の方もネット事業部が出来たりと大きく変わっていったんですよ。
ーー 紙媒体のセールスプロモーションも、つまりマーケティングですよね?
そういうことになりますね。
紙でのプロモーションか、WEBでのプロモーションかの違いはありますが、やっていることは同じだと思います。
日々、モノやサービスがどうやったら売れるか考えています。
ーー 現在、WEBマーケティング部の主な事業内容を教えてください。
現在は、ECとメディア運営を行なっています。
①ECスタートアップ及び改善コンサルティングと実行サポート及び運営代行
より使い勝手のよい拡張性のあるECサイトを構築するための技術的アドバイス、サポート、機能開発レビュー、運営支援
②メディア立ち上げ、SNSデジタルマーケティングの支援、運営代行
デジタルコンテンツ/SNSマーケティングの、拡散集客施策プランニング・制作・運用
ECもメディアも、人が集り楽しんでくれる場づくりを意識して企画・運営しています。
今、最も注力している事業は「EC事業」
ーー 本日は、今、最注力しているEC事業について詳しくお話きかせてください。
EC事業はサービスが2つに分れており、
- 簡単スピーディーにECサイトが立ち上げられる「Sketto」〜助っ人〜
- お客様により商品・サービスを知ってもらう「SNSデジタルマーケティング」
この2つがあります。
2つを同時に話すと長くなるので、今回は「Sketto」〜助っ人〜を詳しく紹介していきます。
EC初心者を支援「Sketto〜助っ人〜」とは?
ーー 早速ですが、「Sketto」〜助っ人〜とはどういったサービスなのですか?
例えば飲食業界の皆様、百貨店や量販店様など、商品を卸していたけどコロナ禍においてECを始めようと思うメーカーさんやお店に対し、0からECサイトを作り運用までサポートさせていただくサービスです。
PCを使ったことがないような、ITに不慣れなお客様に対しても、ZOOMなどのテレビ電話を使いお話を伺ったり、サイトの構築段階を見ていただきながら進めています。
ちなみに、このサービスは支援の意味合いが強く、お店側がプレスマンの手を借りずに、自分たちで運用出来るようになることがゴールです。そのために、納品後も毎月1回、作戦会議というミーティングを行ったりします。
ーー 初心者がECショップを0から作るのはかなりハードルが高いですもんね。これは、コロナ禍だからこそ生まれたサービスなのですか?
本当は「そうです!」と言いたいところですが、数年前から構想を練っていました。STORESやBASEといったノーコードでネットショップが作れるサービスは本当にすばらしいと思っていて、もっともっと広まるべきだと考えていました。私達がご提供するSkettoは、こういった優れたプロダクトを利用いたします。
また、SNSの発展により今までよりも良いものと出会える機会が増えていること。これも大きいですね。
知ってもらわなけれは、欲しい人のところまで届かないのは本当にもったいない。
そういった「届きそうで届いていないものを、“IT×人力の力で”支援し届けていきたい。」そう思った背景があります。
「Sketto」〜助っ人〜が生まれた背景とは?
ーー ちなみにコロナ禍以前に、そういった課題を感じたきっかけは何かあったのですか?
社内ベンチャー制度やWordCampで参加させていただいた、離島のプロジェクトからそういった課題を感じ、何とかしたいという思いを持ってやってきました。
離島は経済的に大変なところが多く、移住してほしいけど経済が回らないと受け入れられないというジレンマを抱えているところが少なくありません。
それを解決させるためにすべきことのひとつとして、離島からものを売って、潤っていかないといけない。
例えば、特産品の食品だったり、伝統工芸品だったり、それぞれの離島には素晴らしいもので溢れている。
ITを得意とするプレスマンだからこそ、その課題となる部分をサポートしていきたいという思いが「Sketto」〜助っ人〜が生まれる背景となっています。
「Sketto」〜助っ人〜の土台となるECの実績
ーー なるほど。その思想のもと「Sketto」〜助っ人〜がサービスに至るまでにどんな準備や取り組みをしてきたのですか?
もともと、大手スポーツ量販店の大規模ECリニューアルと運営を行なった実績があり、そこで多くのプロフェッショナル達とタッグを組む中で、ECのノウハウを蓄積していきました。
こちらの画像が実際に行なっていた施策の一例です。その当時ECに必要とされたツールや販促施策などの売り上げ実績があり、プレスマンが得意としているところです。
https://www.pressman.ne.jp/service-product/ec-marketing
ーー 想像以上に多くの施策を行なっていたのですね!その他には、どういったことに注力していたのですか?
その他には、よりスタートアップで困っている人やお店の課題を知り、貢献するために中小規模のECサイトにも力を入れるようになりました。
百貨店などお店には卸していたけど、オンラインでの販売を行なっていないブランドとタッグを組んで、ECの立ち上げから運営まで行い、ノウハウを得ました。
イギリスのボディケアブランドCOWSHED(カウシェッド)や、イタリアのスーツケースCrashBaggage(クラッシュバゲージ)の販売代理店を行う中で、在庫管理からCSまで全ての運用を通して課題や難点を見つけ改善してきました。
そこで得たノウハウはサービスのブラッシュアップに大きく繋がっています。
今後の目標
ーー 最後に、注力している「Sketto」〜助っ人〜の今後の目標を教えてください。
まずは、ECに活路を求めている人に一刻も早く「Sketto」を知ってもらい、支援していきたいと思っています。
そのための数値目標としては、まず1,000店舗を助っ人すること。
そして、短期中期的には今回は説明を割愛した、「SNSデジタルマーケティング」をサービスの軸にしていく計画なのでそちらに徐々にシフトして行こうと思っています。
とにかく、私たちが感じているスタートアップの熱量というのは最高峰だし、一緒に仕事をするのがとても気持ちが良い。
そういう人たちとの関わりを増やしITの力で応援していくことと、そのECから繋がるユーザーがひとりでもその商品やサービスと出会えて嬉しい気持ちになってほしいと思っています。
ーー この時代だからこそ、必要とされる人との関係をECで作る。とても素敵だと思いました。本日はどうもありがとうございました。
プレスマンWebマーケティング事業の軌跡
- 2010年頃 大手通販会社様のコールセンター業務を受託。販促プランニングから販売計画のPDCAに参加
- 2012年頃 大手健康食品通販事業社様のご依頼でECの改善、オウンドメディア新規立ち上げPJTに参加
- 2015年頃 大手スポーツ量販店様のEC全面リニューアルPJTの中心メンバーとして参画。現在も進行中
- 2016年以降 スタートアップEC事業の立ち上げ、改善リニューアルECの支援等に多数参画
- 2018年以降 販促に必須だった広告効果の著しい下落、SNSの台頭を機に、メディアによる拡散・集客に注力
- 2019年以降 セグメント別、特化型オウンドメディアを複数立ち上げ。EC売上促進、送客に全力邁進中
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