GPTは様々な企業で既に活用されています。今回は実際にGPTを活用している国内企業、海外企業を紹介します。
日本での活用例はまだそこまで多くありませんが、海外の企業を中心に様々な企業で既にGPTが活用されはじめています。
ChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAIによって開発された人工知能(AI)技術で、人間のように自然な会話ができます。大量のテキストデータを学習して、さまざまな質問に答えたり、テキストベースのタスクをこなすことができます。
ChatGPTは、日常の会話から専門的な知識に関する質問まで幅広く対応可能ですが、2023年4月の情報をもとにしているため、最新の情報には対応していません。教育、エンターテインメント、仕事の効率化など、様々な用途で活用されています。
GPTを実際に利用している国内企業
パナソニックグループ
パナソニック コネクトが入社式の社長スピーチにChatGPTを使用。業務の資料作成やプログラミングのコード作成支援、統計データ分析などに活用しており、導入開始から1か月で活用の件数は5万5000件にのぼっています。
また、パナソニックグループでは自社開発の「PX-GPT」を2023年4月より全社員で活用しています。
参考URL
https://news.panasonic.com/jp/press/jn230414-1
コロプラ
ChatGPTの積極的な活用を促進するため、有償版であるChatGPT Plusの利用料を会社から支給。ChatGPTを使った業務改善に成功した社員に賞金を支給する「ChatGPT活用表彰制度」を導入。業務資料の作成やゲームの構成、お知らせの作成などに利用しています。
参考URL
https://colopl.co.jp/recruit/company/no67.php
MIXI
全社員にChatGPTの有料会員の月額使用料の補助を開始。個人情報や発表前の決算情報はNG。社外秘でも契約書や組織図、開発中のアプリケーションに関する情報ならOKなどガイドラインも作成しながら利用中。
参考URL
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC14BGE0U3A410C2000000/
Jitera
ソフトウエア開発企業で、約500人のエンジニアを対象にChatGPTの使用に関する社内ルールの整備を進めています。
参考URL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000110428.html
note
ブログ運営などSNS事業を行うnoteでは、社員がChatGPTを使用する際に目的や内容ごとに上司への報告を求めるなど、社内ルールを定めています。「部活動-ai」「note AIアシスタント(β)」など徐々に活用に幅を広げています。
参考URL
https://note.jp/n/n86b41d590501
富士通
業務での生成系AIの使用にあたっての注意点を整理し、従業員に通達。具体的なルール作りを作成。
また富士通のAIチャットボット「CHORDSHIP」が、ChatGPTとの連携を実現、FMVに搭載するAIアシスタント「いつもアシスト ふくまろ(以下ふくまろ)」にGPTを活用、GPT搭載で新人研修のロールプレイングを自動化など様々な形でAIを活用しています。
参考URL
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230417/k10014040781000.html
GPTを実際に利用している海外企業
海外では大手企業を中心にGPTの利用が進んでいます。これらの企業は、ChatGPTをカスタマーサポート、製品開発、コンテンツ生成、内部業務の自動化など様々な形で活用しています。技術の進化とともに、新たな活用事例や企業の参入が見られるため、業界の動向を注視することが重要です。
OpenAI
ChatGPTの開発元であり、自身の技術を様々な研究や開発プロジェクトに活用しています。
Microsoft
MicrosoftはOpenAIとのパートナーシップを通じて、ChatGPTをAzureのクラウドサービスやMicrosoft 365製品群に統合しています。
Shopify
オンラインショッピングプラットフォームを提供するShopifyは、カスタマーサポートや製品説明の生成にChatGPTを利用しています。
Duolingo
言語学習アプリのDuolingoは、言語学習のための会話練習や文法説明にChatGPTを活用しています。
Snapchat
Snapchatはユーザーが質問に答えるMy AIという機能を提供しており、ChatGPTを基にしています。
KPMG
国際的な監査およびコンサルティングファームのKPMGは、顧客の問い合わせ対応や内部文書の作成にChatGPTを利用しています。
Airbnb
宿泊予約サービスを提供するAirbnbは、ホストとゲスト間のコミュニケーションを円滑にするためにChatGPTを活用しています。
BBC
英国放送協会(BBC)は、ニュース記事の草稿作成や編集プロセスの支援にChatGPTを使用しています。
The New York Times
有名な新聞社であるThe New York Timesは、記者が記事を書く際のリサーチやアイデア生成のためにChatGPTを使用しています。
Baidu
中国の大手検索エンジン企業であるBaiduは、自社のAIプラットフォームや検索エンジンサービスの改善にChatGPTの技術を活用しています。
GPTを実際に活用している企業事例まとめ
ChatGPTの技術は、現代のビジネス環境において重要な役割を担っています。AIを活用することで、企業は顧客サービスを向上させ、内部プロセスを効率化し、革新的な製品やサービスの開発に取り組むことが可能になります。
AIを活用することにより、顧客からの問い合わせに迅速に対応したり、データ分析やレポート作成の時間を大幅に削減したりすることができます。
上手にAIを活用することで、企業は市場での競争力を高め、業務の質を向上させることができます。ChatGPTの導入は、ビジネスモデルの進化と業界内での先進的な地位を確立するための鍵となるかもしれません。
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