WordPressの祭典「WordCamp Japan 2021」。
今年は2021年6月20日(日)〜6月26日(土)、7日間に渡りオンライン開催されました。
今回は代表関口がスピーカーとして登壇。WordPressへの貢献を支える企業文化や社内の仕組みをテーマに、日々の取り組みについてお話しさせていただきました。登壇内容をレポートさせていただきます。
WordCamp JAPANとは?
WordCampは世界中で開かれている、WordPress公式のイベントです。
日本で行われるWordCampは、これまで、東京・関西・新潟など各地で累計27回開催され、今回はなんと28回目!
イベントではWordPressに関連したブログ、ビジネス、ソーシャルメディアの話題を取り上げることもありますが、プログラムの多くはWordPressに特化した内容を扱っています。
登壇テーマはプラグイン作成で世界に貢献!
代表関口のセッションのテーマは「自分たちだけ良くなってもしょうがない!プラグイン作成で世界に貢献しよう!」。
2007年からWordPressに注力しているプレスマン。これまでの取り組みと、それらを支える文化や仕組みづくり、そしてNoCodeやLowCodeなど新しい領域との掛け算への挑戦への取り組みについてお話しますについてセッションしました。
エンジニアでは無い代表関口が、WordPressへの貢献を採用や育成、イベントに役立てて来た体験、コツとは?
動画はこちら
セッション内容はノーカットで見れるので、ぜひ見てみてください。
セッション内容
セッションでは、以下の3つについてトークを繰り広げました。
- プラグイン開発を通したWordPressへの貢献
- それらを支える組織文化や制度の消化
- NoCode・LowCodeに挑戦するメンバー活動の紹介
このセッションの内容は、以下の方々に役立てるかもしれないと考えています。
- エンジニアではない経営者
- 社員のモチベーションアップに興味がある方
- NoCode・LowCodeに興味がある方
- 印刷関係の方
背景としては、半数以上がエンジニアである企業の代表を務める関口が非エンジニアであること。現在NoCode・LowCodeの市場拡大に注力していること。プレスマンが元々印刷会社だったこと。そういった状況で社内のモチベーションを上げるためにはどうすれば良いかを日々考えているからです。
開発スタンス・Core Valueは?
開発スタンスはなるべく書かない!方針を追求。プログラムを書くという考え方ではなく、サービスを創る!という考え方のもと開発を行なっています。
今までどんなプラグインを作ってきたか
プレスマンが今まで作ってきたプラグインは、現在23プラグインを公開し、7プラグインを準備中です。
開発はもちろんですが、企画からデザイン、翻訳など社内の大多数のメンバーが開発に携わってきました。
どのような流れで作って来たかというと、全社に公開しているアイディアをリスト化するシートがあり、そこに書かれたアイディアをCTOやCPOが中心となり開発を進めています。
これらは開発したプラグインの一例です。
- 開発高速化・効率化に貢献するプラグイン
- メディアのコンテンツ作成・運用に貢献するプラグイン
他にもどんなプラグインを開発したか気になる人は、ぜひWordPress公式のWORDPRESS.ORGにてプレスマンが作ったプラグインを見てみてください!
WORDPRESS.ORG/開発プラグイン一覧はこちら
プラグイン開発貢献のための工夫
- グラフィックレコード(内容をリアルタイムで可視化)によるミッションの浸透
- チャレンジタイム制度の導入(週40時間の勤務のうち必ず5時間を必ず挑戦の時間に)
- 学生インターンによるプラグイン作成
- エンジニア+非エンジニアによるバトンリレー形式(1年で10機能開発)
- 年末ハッカソンの開催(年末2日間業務を停止しプラグイン開発)
など、上記の制度やイベントを7年継続しています。
有名サービスや大型プラグインのリリース実績は無いのですが、年間12個もの公式プラグインを公開したことを例に、それらを続けてきたことで無形の価値が蓄積され採用や企業ブランディングへの貢献も可視化されてきました。
揉めたり課題もあった
ただし、プラグイン開発貢献の裏側で揉めたこともいくつかあります。
- 受託案件との優先度
- 貢献に対するコスト換算
貢献コストはピーク時間さんで年間2000時間超えも。エンジニアリソースMTGでは受託案件との優先順位で議論もしばしばありました。
ただ結論として、貢献と利益は両立するもの。いずれ繋がり、組織と、個人の成長になる!という考えを持ち、貢献を進めていきました。
今後の貢献と挑戦!NoCodeとLowCodeに注目
WordPressを掲げてきた私たちですが、2019年からはNoCode、LowCodeと様々な領域の掛け算にも挑戦しています。
プレスマンにとってのNoCode、LowCodeとは・・・
上記の図は私たちが考えるWebアプリの世界観。左下にあるWordPress(紫の枠)がどんどん広げWordPressで出来ることを増やしていける。そう考えています。
そんなWordPressを掲げてきた私たちがNoCodeの風を感じたのが2019年。
- アイディアをカタチにしやすく!
- 不足するIT人材の拡大
新たなる貢献は、NoCodeの普及拡大!
2020年にはNoCoders Japan協会を立ち上げ、積極的にイベントを開催しています。
NoCoderの活躍の場を!
左上からWordPressが始まり、NoCoder人材がどんどん増えていくと想定できます。
そんなNoCoderたちの活躍の場を広げることに貢献したいと思ってい、NoCoderのためのマッチングプラットフォームNOCODO(ノコド)をリリースしました。
NOCODOはこちら
まとめ
オープンソースであるWordPressへの貢献のお陰で、会社のミッション・ビジョンとシンクロさせることが出来ました。
そういった無形の価値の蓄積ができたことで、人材を惹きつけたり、社員のモチベーションアップにつながって、非常により会社づくりが成り立っています。
それらを一緒に作っている社員のみなさん、本当に感謝してます!ありがとう!
代表関口からのコメント
今回、ダイバーシティトレーニングからのスピーカー初登壇という背景から「テーマの多様性」を意識し、技術者ではなく経営、組織目線の内容(「OSSへの貢献と組織運営」)をお話させていただきました。
次回登壇する際は、技術視点の内容に挑戦していきたいと思います!ぜひアーカイブをご覧ください。
いかがでしたか?
私たちプレスマンは「IT×人力で世界を変える」というミッションを掲げ、世界を変えるために大きな課題に取り組んでいます。
NoCode・LoWCodeの開発に興味を持った方は、ぜひお問い合わせください!
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